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エコノミック・ステイトクラフト ー アメリカ経済外交の新たな方向性

開催案内

過去数年間でアメリカの外交経済政策は大きく変化した。中国との経済的な協力や包括的な貿易協定の追求から、北京との貿易戦争、関税自由化の拒否、そして経済安全保障が国家安全保障の一環となっている。本講演では、ブルッキングス研究所のアジア政策研究センター所長であり、フィリップ・ナイト日本研究チェア・外交政策上級フェローを務めるミレア・ソリス博士が、米国の経済的な外交政策の変遷の背後にある要因、中国との技術競争の進展、そして米国が同じ価値観を共有するパートナーと経済的な安全保障連携を構築する上での課題について、議論する。
参考文献:Mireya Solis 「Japan’s Quiet Leadership: Reshaping the Indo-Pacific」(2023)

イベント概要

  • 日時:2024年7月4日(木) 12:15-13:15
  • 開催方法:オンライン開催(Live 配信)
  • 開催言語:英語
  • 参加費:無料
  • 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)
  • お問合せ:経済産業研究所コンファレンス担当 上野
    ※「メーラで送信」が起動しない場合は、お手数ですがフォームの文字列をコピーして@でつなげてください。

講演者・略歴(敬称略)

スピーカー:
  • ミレヤ・ソリス(ブルッキングス研究所アジア政策研究センター所長、外交政策上級フェロー、フィリップ・ナイト日本研究チェア)
    アメリカン大学国際関係学部准教授、ブランダイス大学政治学部助教授、エル・コレヒオ・デ・メヒコ国際関係センター客員教授を歴任し、現職。
    専門は日本の対外経済政策、国際貿易政策、米国のアジアにおけるエコノミック・ステイトクラフト。
    『Dilemmas of a Trading Nation』(2017年)は2018年に第34回大平正芳記念賞を受賞したほか、『Banking on Multinationals』(2004年)、『Cross-Regional Trade Agreements』(2008年)、『Competitive Regionalism』(2009年)をはじめとする著書・編著に加え、ニューヨーク・タイムズ、フィナンシャル・タイムズ、ワシントン・ポスト、ロサンゼル・スタイムズ、ポリティコ、ニューヨーカー、日経新聞、共同通信、朝日新聞、時事通信、ジャパンタイムズ、NHKワールド、ブルームバーグ、CNN、BBCなどメディアへの寄稿の実績も多数あり。エル・コレヒオ・デ・メヒコで学士号、ハーバード大学にて修士号・博士号取得。
モデレータ:
  • 浦田 秀次郎(RIETI名誉顧問・特別上席研究員(特任) / 早稲田大学名誉教授 / 東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)シニア・リサーチ・アドバイザー)