開催案内
欧州連合(EU)は、開放的でルールに基づく貿易を支持することで、世界貿易機関(WTO)の多国間貿易システムを育んできた。しかし、地政学的緊張の高まりやパンデミック、ロシアのウクライナ侵略戦争によるグローバル・サプライチェーンへの衝撃は、特定の経済に依存するリスクを明らかなものとした。
こうしたリスクにEU はどう備えるのか。本講演では、デリンキング(関係解除)、デグローバライジング(非グローバル化)、デリスキング(リスク軽減)にどう備えるのか、そしてニア・ショアリング(近隣国への移転)、リショアリング(国内回帰)、フレンド・ショアリング(友好国への移転)がそれらリスクへの答えとなるのかにつき、その実現可能性とコスト、新たな技術の開発と管理の重要性とともに、EUとアジアの専門家であるミヒャエル・ライテラー元EU大使が検証する。
イベント概要
- 日時:2024年1月19日(金) 12:15-13:15
- 開催方法:オンライン開催(Live 配信)
- 開催言語:英語
- 参加費:無料
- 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)
講演者・略歴(敬称略)
- スピーカー:
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- ミヒャエル・ライテラー(ブリュッセル・ガバナンス・スクール特別教授 / 立命館大学客員教授 / 元駐韓、駐スイス、駐リヒテンシュタインEU大使)
2020年9月まで駐韓国EU特命全権大使(2017-2020)を務めた後、欧州対外行動局(EEAS)を退任。それ以前は駐スイス・リヒテンシュタイン公国EU大使(2007-2011)、駐日EU代表部公使(2002-2006)等も歴任。
現在はブリュッセル・ガバナンス・スクールの特別教授、立命館大学客員教授を務め、出版や講義を広く行っている。
- ミヒャエル・ライテラー(ブリュッセル・ガバナンス・スクール特別教授 / 立命館大学客員教授 / 元駐韓、駐スイス、駐リヒテンシュタインEU大使)
- コメンテータ:
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- 浦田 秀次郎(RIETI理事長 / 早稲田大学名誉教授)
- モデレータ:
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- 佐分利 応貴(RIETI上席研究員 / 経済産業省大臣官房参事)