開催案内
世界貿易における今年の主要テーマは、グローバル・バリューチェーンの再構築と、それに伴うサプライチェーンリスクの増大だった。これらに対応するため、政策立案者は経済的安全性、すなわち、不要な経済依存を減らし、経済的強制のリスクを軽減することに重点を置いてきた。このことが産業政策を後押しし、補助金の活用に新たな意義を与え、多角化と「フレンド・ショアリング(友好国への移転)」を促してきた。
しかし、世界貿易は続いている。実際には、どれほどの変化が起きているのだろうか?世界は脱グローバル化しているのだろうか?こうした傾向はアジア、欧州、米州でどのように現れているのだろうか?
グローバル・トレード・シリーズ2023最終回となるこのポッドキャストでは、世界貿易の流れがどのように進化しているかを議論し、2024年も貿易の地域化が続くとされる見通しを評価する。
AIGグローバル・トレード・シリーズ2023は世界の通商システムを形成する要因の複雑な相互作用について分析するポッドキャスト・シリーズです。グローバル・トレード・シリーズではAIGと世界貿易に詳しい以下の組織-アスペン研究所(ドイツ)、ブラジル国際関係センター(CEBRI)、英国王立国際問題研究所(チャタムハウス)、オランダ国際関係研究所(クリンゲンダール)、ジョージタウン大学国際経済法研究所(米国)、イタリア国際政治研究所(ISPI)、ジャック・ドロール研究所(フランス)、独立行政法人経済産業研究所(RIETI)、貿易を通じた繁栄のためのザンクトガレン基金(スイス)-が協働しています。
https://www.aig.co.uk/landing-pages/aig-global-trade-series
イベント概要
- 日時:2023年11月2日
パネリスト
- セシリア・マルムストローム 元欧州委員(貿易担当)、ピーターソン国際経済研究所非常勤上席研究員
- ジョンミン・セオン マッキンゼー・グローバル・インスティチュート パートナー
- デボラ・エルムズ アジア貿易センター 創設者兼エグゼクティブディレクター
モデレータ
- レム・コルテヴェーク オランダ国際関係研究所(クリンゲンダール)上席研究員