AIGグローバル・トレード・シリーズ2023 ポッドキャスト 第八話

WTO:分断化とグローバル化の間で

開催案内

「今こそ行動の時」をテーマに掲げた2023年WTOパブリック・フォーラムでは、各国代表団と貿易専門家が一堂に会して多国間主義の貿易の現状を評価した。
多くの議論は、貿易が気候変動への取り組みや持続可能性の促進にどのように貢献できるかに焦点が当てられていたが、今年は新たな危機感も感じられた。パブリック・フォーラムで発表された2023年WTO世界貿易報告書では、貿易の地域化、分断化への懸念も示された。保護主義的な傾向が依然として強く、補助金の急増は多国間でのルール形成に難題を突きつけている。地政学的な緊張が高まる中、通商政策はますます国家安全保障のレンズを通して見られるようになっている。
このような暗い見通しの中、WTOはどこへ向かうだろうか?貿易の分断化のリスクを軽減し、ルールに基づくシステムの信頼性と妥当性を回復するために、WTOはどのような役割を果たすことができるだろうか?

AIGグローバル・トレード・シリーズ2023は世界の通商システムを形成する要因の複雑な相互作用について分析するポッドキャスト・シリーズです。グローバル・トレード・シリーズではAIGと世界貿易に詳しい以下の組織-アスペン研究所(ドイツ)、ブラジル国際関係センター(CEBRI)、英国王立国際問題研究所(チャタムハウス)、オランダ国際関係研究所(クリンゲンダール)、ジョージタウン大学国際経済法研究所(米国)、イタリア国際政治研究所(ISPI)、ジャック・ドロール研究所(フランス)、独立行政法人経済産業研究所(RIETI)、貿易を通じた繁栄のためのザンクトガレン基金(スイス)-が協働しています。
https://www.aig.co.uk/landing-pages/aig-global-trade-series

イベント概要

  • 日時:2023年9月13日

パネリスト

  • アンジェラ・エラード WTO事務局次長
  • ジェニファー・ヒルマン ジョージタウン大学国際経済法研究所教授・包摂的な貿易及び開発センター共同ディレクター
  • ストーミー・アニカ・ミルドナー ドイツアスペン研究所理事

モデレータ

  • レム・コルテヴェーク オランダ国際関係研究所(クリンゲンダール)上席研究員

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