AIGグローバル・トレード・シリーズ2023 ポッドキャスト 第七話

制裁とスクリーニング

開催案内

敵対国に対する処罰、抑止、予防、コスト引き上げ、あるいは単なる政治的主張のための武力行使への意欲が衰える一方で、貿易と経済的相互依存が武器化しつつあるように見える。西側諸国による経済的圧力は、国家安全保障のレンズを通した外交政策目標を追求する手段と見なされるようになっている。
経済的威圧にさらされることへの懸念も高まっている。中国やロシアのような国との経済的な結びつきが自国への圧力に利用されるリスクを減らすため、西側諸国は外国からの経済的圧力に対するレジリエンスを高め、脆弱性を弱めることに注力している。貿易や投資の流れは、重要なインフラや技術に対する非民主主義国による投資を認めるべきか否かとともに精査されるようになっている。
このことは国際貿易にどのような影響を与えているだろうか、また、今後の世界貿易の展望にどのような影響を与えるだろうか?

AIGグローバル・トレード・シリーズ2023は世界の通商システムを形成する要因の複雑な相互作用について分析するポッドキャスト・シリーズです。グローバル・トレード・シリーズではAIGと世界貿易に詳しい以下の組織-アスペン研究所(ドイツ)、ブラジル国際関係センター(CEBRI)、英国王立国際問題研究所(チャタムハウス)、オランダ国際関係研究所(クリンゲンダール)、ジョージタウン大学国際経済法研究所(米国)、イタリア国際政治研究所(ISPI)、ジャック・ドロール研究所(フランス)、独立行政法人経済産業研究所(RIETI)、貿易を通じた繁栄のためのザンクトガレン基金(スイス)-が協働しています。
https://www.aig.co.uk/landing-pages/aig-global-trade-series

イベント概要

  • 日時:2023年8月8日

パネリスト

  • ニコラス・ミュルデル コーネル大学助教授(歴史)
  • エミリー・ベンソン 戦略国際問題研究所(CSIS)貿易・技術プロジェクト・ディレクター、国際ビジネス講座上席研究員

モデレータ

  • レム・コルテヴェーク オランダ国際関係研究所(クリンゲンダール)上席研究員

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