北欧5カ国大使館セミナー

日本における新しい資本主義と北欧の視点:リスキリングと労働の流動化

開催案内

北欧ビジョン2030は「グリーンな北欧」「競争力のある北欧」「社会的に持続可能な北欧」という3つの戦略的優先事項に基づいて、2030年までに北欧地域を世界で最も持続可能で統合された地域とすることを目標としています。
岸田政権の掲げる「新しい資本主義」は持続的な成長を実現させるとして科学技術・イノベーション、人的資本の促進、脱炭素化、デジタル化など幅広い政策手段を通じて、日本に「成長」と「分配」のサイクルを生み出すことを目指しています。このセミナーシリーズの目的は持続可能で包括的な経済成長に関する北欧の政策と経験に基づいた情報を共有し、日本の有識者の皆様と協力と対話をさらに促進させることです。
シリーズ第2回ではリスキリングと労働力流動化に焦点をあてていきます。
日本政府は経済変化のニーズに対応し、雇用を支え、労働力の流動化を促進し、リカレント教育を促進するために、人的資本への投資を大幅に増やすことを目指しています。本セミナーでは「人への投資」における北欧モデルをぜひ共有していきたいと考えています。

イベント概要

  • 議題:リスキリングと労働の流動化
  • 会場:オンライン
  • 日時:2023年2月15日(水)16:45-18:30
  • 開催言語:日本語⇔英語(同時通訳あり)
  • 主催:フィンランド大使館 / アイスランド大使館 / ノルウェー大使館 / スウェーデン大使館 / デンマーク大使館
  • 協賛:Nordic Council of Ministers 北欧閣僚理事会 / 独立行政法人経済産業研究所(RIETI)

プログラム(敬称略)

16:45 開会の挨拶

インガ M. W. ニーハマル(駐日ノルウェー大使)

基調講演

新原 浩朗(内閣審議官 新しい資本主義実現本部事務局長代理)

17:00 パネルディスカッション

リスキリングとライフロングラーニングのフィンランドの視点

メルヤ・カウハネン(チーフリサーチャー LABORE フィンランド労働経済研究所)

労働力流動化に対するスウェーデンの視点:民間における労働移動の利益とは?

館野 洋介(H&M 北東アジアリージョン人事部長)

日本におけるリスキリングと労働力流動化のロードマップ

児玉 直美(RIETIリサーチアソシエイト / 明治学院大学経済学部教授)

北欧モデルは日本の人的資本にどのような利益をもたらすか?

柴山 由理子(東海大学 文化社会学部北欧学科 講師)

モデレータ

増田 ユリヤ(ジャーナリスト / コメンテーター)

18:10 質疑応答

18:25 閉会の挨拶

タンヤ・ヤースケライネン(駐日フィンランド大使)

*上記プログラムの講演内容および講演者は状況により変更することがありますのでご了承ください。