開催案内
ジェームズ・バッカス氏の来日の機会に国際セミナーを開催。WTO体制の今後と上級委員会問題、気候変動とCBAMなどをテーマにとしてバッカス教授に講演いただき、同教授とセミナー参加者との意見交換を行う。
James Bacchus(ジェームズ・バッカス)氏:
University of Central Florida教授
(Distinguished University Professor of Global Affairs and Director of the Center for Global Economic and Environmental Opportunity at the University of Central Florida)
WTO上級委員会の創設メンバー、元米国下院議員(民主党・フロリダ選出)。
イベント概要
- 日時:2022年11月18日(金) 10:00-11:30
- 開催方法:オンライン
- 開催言語:英語
- 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)
プログラム
司会
渡辺 哲也(経済産業研究所 副所長)
10:00-10:40 「Trade Links: New Rules for a New World」
講演者
ジェームズ・バッカス(University of Central Florida教授)
討論者
福永 有夏(早稲田大学社会科学部教授)
10:40-11:30 質疑応答
開催報告
WTOジェームズ・バッカス元WTO上級委員(WTO上級委員会の創設委員。上級委員会議長を2期務める。現在はセントラル・フロリダ大学教授。元米国下院議員(民主党))と意見交換。バッカス教授から、米国インフレ削減法に盛り込まれた電気自動車の部品に関する国内調達要件に関するコメント(経済的に見て米国への海外投資にマイナス、WTO協定違反の可能性大)、WTO上級委員会やMPIAについての評価と見通し、気候変動、デジタルなど新しい分野におけるWTOの役割などについてのプレゼンを伺ったうえで、福永有夏早稲田大学教授からコメント。その後の意見交換セッションでは、RIETI渡辺哲也副所長がモデレーターを務め、国際経済、国際経済法を専門とするアカデミア、法曹界、政府関係者と今後の国際通商システム、多角的貿易体制のあり方について議論した。