RIETI公開BBLウェビナー

最新のロシア・ウクライナ情勢と日印関係を考える思考軸

開催案内

いつもRIETI BBLウェビナーにお申し込みいただきありがとうございます。
直前で恐縮ですが、4/27 RIETI BBLウェビナーは、準備の都合により延期させて頂きます。
新しい日程が決まりましたら、改めてご連絡をさせていただきます。

今回のRIETI BBLでは、最新のロシア・ウクライナ情勢についてアップデートすると共に、特に、国際情勢の中でも特に理解が難しいとされるインドの置かれている状況を整理し、これからの日印関係を考えるための補助線を提供する。
まず一部では、ロシアのウクライナ侵攻の根底に流れる、歴史的・地政学的な背景や、プーチン大統領をウクライナ侵攻へ駆り立てる属人的な動機は何なのか、日米欧等により行われている経済制裁の効果は出るのか、この侵攻の今後のシナリオ等について、ロシア・ウクライナの地政学・防衛研究の専門家である山添博史氏からその最新の情勢分析の概要を共有していただく。
加えて、第二部では、なぜインドは国連総会のロシア非難決議において棄権したのか、インドとロシアの関係のベースにあるモノは何なのか、日米欧連携と足並みを揃えないインドは完全に信頼できる仲間ではないのか、今後の日印関係はどうあるべきなのか、QUADはどこに向かうのか、山添氏と福岡南西アジア室長による対談を通じ、今後の日印関係を考える上での思考軸・補助線を提供する。

イベント概要

  • 日時:2022年4月27日(水) 12:15-13:15
  • 開催方法:オンライン開催(Live 配信)
  • 開催言語:日本語
  • 参加費:無料
  • 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)

講演者・略歴(敬称略)

  • スピーカー:山添 博史(防衛研究所 地域研究部米欧ロシア研究室 主任研究官)

    防衛研究所地域研究部米欧ロシア研究室主任研究官。2005年、ロンドン大学スラヴ東欧研究所修士課程修了、2008年、京都大学博士課程修了ののち現職。専門はロシア安全保障、国際関係史。業績は「ウクライナをめぐるロシアの強要戦術」「2021 年春のウクライナにおけるエスカレーション危機」「ロシアの多層的な闘争手段」「ロシアの国際闘争手段としての核兵器」「プーチン政権と第二次世界大戦」「ロシアと米中対立――対米闘争、対中協力の構造と苦悩」「ロシアの海洋への道と榎本武揚」「中央ユーラシアにおける清朝とロシア帝国:多元的文明の接触」『世界のインテリジェンス(共著)』(PHP研究所)など。NHK・民放各局のニュース番組に連日出演し、今回のウクライナ危機について解説するとともに、日本にとっての地政学的リスクについても分かりやすく伝え続けている。ツイッター @yamazoe_temp

  • スピーカー:福岡 功慶(RIETIコンサルティングフェロー / 経済産業省 通商政策局 南西アジア室長)

    2007年、経済産業省に入省。素材産業・ヘルスケア産業を担当した後、在タイ日本国大使館書記官、貿易経済協力貿易振興課を経て、2020年より通商政策局南西アジア室長(サプライチェーン強靭化担当管理職を兼ねる)として日本とインド・バングラデシュを中心とする南西アジアとの経済外交の高度化及びインド太平洋地域におけるサプライチェーンの強靭化・高度化を担当。米国イェール大学院国際・開発経済学修士。

  • モデレータ:吉田 泰彦(RIETI理事)