RIETI-日本エネルギー経済研究所-日欧産業協力センタージョイント・ウェビナー

ネットゼロに向けたカーボンプライシング/市場メカニズムの活用

開催案内

カーボンプライシングは炭素税、排出量取引制度、クレジット取引等の制度に分かれますが、脱炭素社会実現の一手段としてその活用が期待されています。ただ、企業側にとっては負担となる側面もあり産業界の捉え方は一律ではありません。

一方、国際場裏では、EUでは排出量取引制度(ETS)が定着し、さらにカーボンリーケージ回避のための炭素国境調整措置(CBAM)が提案され、米国の各州、中国、韓国でも排出量取引制度が導入されています。また、昨年11月のCOP26において、パリ協定第6条の排出量の国際間移転の実施ルール(市場メカニズム)が合意され、国際的なクレジット取引の活用が期待されています。

そこで、本ウェビナーでは、EUのETS、CBAM提案の現状、日本における既存クレジット取引及びカーボンプライシング導入の検討状況(経産省提案のGXリーグ等)を比較検証し、産業界が取り組みやすく効果の上がる内外のカーボンプライシングのあり方を、日EUのスピーカーから解説いただき、今後の方向性を探っていきます。

イベント概要

  • 日時:2022年1月27日(木)17:00-18:45東京(9:00-10:45ブラッセル)
  • 使用言語:日本語⇔英語(同時通訳有り)
  • 参加費:無料
  • 開催方式:Zoomウェビナー
  • 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI) / 一般財団法人日本エネルギー経済研究所(IEEJ) / 一般財団法人日欧産業協力センター(EUCJ)
  • お問合せ:佐々木 光(日欧産業協力センター政策分析・セミナー担当マネージャー)
    E-mail:ko.sasaki@eu-japan.or.jp

プログラム(登壇順・敬称略)

17:00 開会

司会進行:田辺 靖雄(RIETIコンサルティングフェロー / 日欧産業協力センター専務理事)

17:00-18:15(9:00-10:15) プレゼンテーション

坂本 敏幸(日本エネルギー経済研究所理事環境ユニット担任)

Andrei MARCU(European Roundtable on Climate Change and Sustainable Transition Executive Director)

有村 俊秀(RIETIファカルティフェロー / 早稲田大学政治経済学術院教授・環境経済経営研究所所長)

高橋 和範(日立製作所 サステナビリティ推進本部副本部長)

Daniele AGOSTINI(Enel Holding (Italy) Head of Energy and Climate Policies)

Axel EGGER(欧州鉄鋼連盟 Director General)

18:15-18:45(10:15-10:45) Q&A/ディスカッション

モデレーター:渡辺 哲也(RIETI副所長)