開催案内
ご承知のとおり、日本とEUは2050年カーボン・ニュートラルという野心的な目標を共有しています。この目標達成のためには、産業界として、イノベーション、ビジネスモデル変革が、政策当局としては、産業界の変革を促し、サポートするための政策・制度面のリードが必要となります。本ウェビナーは、以下の2つのセッションを通して、日EU双方の産業界、政策当局の共通の課題を同定し、日EU間協力の可能性を探るものです。
第1セッションでは、脱炭素化のための重要産業である水素と車載用バッテリーを取り上げます。言うまでもなく、水素は化石燃料を代替する重要な分野であり、また、車載用バッテリーはEV化には不可欠です。これらの産業のチャレンジは、技術、コスト、サプライチェーン等どこにあるのか、また、日EU間の協力の中にその解決策はあるのか、等を講師陣に議論していただきます。
第2セッションでは、脱炭素化を促進する政策/規制、特にカーボンプライシングと炭素国境調整措置(CBAM)を取り上げます。EUはカーボン・リーケージを回避するためにCBAMの導入を、一方、日本はカーボンプライシングの導入を検討しています。こうした政策/規制の産業や貿易に及ぼす影響は何か、またポジティブな効果を最大化しネガティブなインパクトを最小化する最善策はいかなるものか、等を世界に向けたメッセージも含めて日EU双方の出席者に語っていただきます。
日本時間の夕刻ではありますが、是非ご参加いただきますようご案内いたします。
イベント概要
- 日時:2021年6月24日(木)16:00~18:00東京(9:00~11:00ブラッセル)
- 言語:日本語⇔英語(同時通訳有り)
- 参加費:無料
- 開催方式:Zoomウェビナー
- 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)/ 一般財団法人 日欧産業協力センター
- お問合せ:佐々木 光(日欧産業協力センター政策分析・セミナー担当マネージャー)
- E-mail:ko.sasaki@eu-japan.or.jp
- 参加登録:本ウェビナーはZOOMで実施いたします。参加登録は下記ZOOMリンクからお願いいたします。
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_Oroy49b9STCJxFlhZ1_yIw - 備考:ウェビナー中のご質問は、お手元の端末からQ&A欄ご入力いただけますが、時間等との関係からお受けできない場合もございますので、予めご了承ください。なお、予めの質問もお受けいたしますので、ZOOM参加登録の際、質問/コメント欄にご記入くだい。
プログラム(敬称略)
16:00 - 17:00(9:00 - 10:00)第1セッション:産業界のチャレンジ
プレゼンテーション:水素
スピーカー:
植竹 伸子(旭化成 上席理事・グリーンソリューションプロジェクト副プロジェクト長)
Erwin Penfornis(エア・リキードグループ 水素エネルギー事業&H2-Force戦略バイス・プレジデント)
プレゼンテーション:バッテリー
スピーカー:
松本 昌一(Envision AESC CEO)
Diego Pavia(InnoEnergy(European Battery Alliance)CEO)
モデレータ:
田辺 靖雄(日欧産業協力センター日本側専務理事)
ディスカッション
17:00 - 18:00(10:00 - 11:00)第2セッション: 政策・制度のチャレンジ
プレゼンテーション:CBAMおよびカーボンプライシング
スピーカー:
Andrei Marcu(European Roundtable on Climate Change and Sustainable Transition, Executive Director)
Alexandre Affre(BusinessEurope, Deputy Director General)
有村 俊秀(RIETIファカルティフェロー、早稲田大学政治経済学術院教授、同大学環境経済経営研究所所長)
手塚 宏之(JFEスチール 専門主監(地球環境))
モデレータ:
渡辺 哲也(RIETI副所長)
ディスカッション
*上記プログラムの講演内容および講演者は状況により変更することがありますのでご了承ください。