開催案内
複数分野のリスクの相互連鎖により、より大きなリスクを引き起こしたり、複数のリスクの間でのトレードオフ判断が問われたりする場合がある。自然災害が技術災害を引き起こし、その結果生じた放射性物質の飛散が食品安全問題や避難者の健康リスク問題をもたらした2011年の福島原発事故はそのような事例の1つであった。また、2014年のエボラ出血熱や最近の新型コロナウイルス感染症といった新興・再興感染症も、健康リスク、経済リスク、安全保障リスク等の複合リスク問題を引き起こした。このような複合リスクのガバナンスのあり方という観点から、新興・再興感染症への国際的国内的対応とその含意を検討する。
イベント概要
- 日時:2021年2月5日(金) 12:15-13:15(開場:12:00)
- 開催言語:日本語
- 参加費:無料
- 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)
- お問合せ:経済産業研究所コンファレンス担当 湯原
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講演者・略歴(敬称略)
- スピーカー:城山 英明 (東京大学公共政策大学院 / 大学院法学政治学研究科 / 未来ビジョン研究センター 教授)
1965年生まれ。東京大学法学部卒、同助手、東京大学大学院法学政治学研究科講師、助教授を経て、東京大学大学院法学政治学研究科教授(公共政策大学院教授を兼務)。専門は、行政学、国際行政論、科学技術と公共政策。東京大学政策ビジョン研究センター前センター長。主要業績に、「国際行政の構造」、「中央省庁の政策形成過程」、「法の再構築Ⅲ科学技術の発展と法」、「国際援助行政」、「科学技術ガバナンス」、「政治空間の変容と政策革新①政策革新の理論」、「グローバル保健ガバナンス」等がある。
- コメンテータ:福永 佳史 (RIETIコンサルティングフェロー / METI通商政策局経済連携課長)
- モデレータ:渡辺 哲也(RIETI副所長)