International Seminar on "Governance Reforms from Comparative Perspectives"

開催案内

日本では、アベノミクスの成長戦略の一環として、2013年以来、取締役会の改革、事業法人政策保有の再検討、機関投資家のエンゲージメントの促進などの取り組みがなされてきた。企業統治改革を企業成長と結びつける改革は、世界金融危機後のあらたな動向でもある。ただ、米英では、強すぎるガバナンスをいかに制御し、近視眼的な経営を避けることに大きな関心があるのに対して、日本では、依然として弱すぎるガバナンスの問題をふまえて株主の利害を強化することに重点が置かれてきた。アベノミクスによる日本の企業統治改革は、どの程度進み、資本市場による規律は機能し始めたのか。改革は、実際に成長を促進しつつあるのか、それとも分配面の変化のみをもたらしているのか。今後の企業統治改革を進展させるうえで、日本は海外の経験から何を学ぶべきか。また、日本の経験はいかなる国際的教訓を提供するのか。本コンファランスでは、これらの問題について国際的に研究を進める優れた研究者の参加を仰ぎ、最先端の研究成果を発表する一方、ラウンドテーブルで今後の政策の方向に関して討議する。

イベント概要

  • 日時および会場:

    2019年11月6日(水)13:30 - 17:00
    早稲田大学 日本橋キャンパス
    東京都中央区日本橋1-4-1 日本橋一丁目三井ビルディング(COREDO日本橋)5階

    2019年11月7日(木)14:00 - 17:00
    大手町フィナンシャルシティ・サウスタワー3F カンファレンスセンター
    東京都千代田区大手町1-9-7

  • 使用言語:日本語および英語(同時通訳あり)
  • 参加費:無料
  • 主催:早稲田大学高等研究所 (WIAS)
  • 共催:早稲田大学ビジネススクール (WBS)、日本政策投資銀行設備投資研究所 (DBJ-RICF)、独立行政法人経済産業研究所 (RIETI)

参加申込み・お問合せ:以下のウェブサイトをご覧ください。
https://www.waseda.jp/inst/wias/news/2019/08/27/6516/