RIETI特別BBLセミナー

光触媒を基軸としたカーボンリサイクルの実現

開催案内

光触媒は人工光合成として機能し、無尽蔵の太陽エネルギーと水から水素エネルギーを生み出す技術として注目されている。同様に、二酸化炭素を炭素資源と捉えた、光触媒による物質変換技術は、更にその上を行く夢の技術である。光触媒の発見当初に開発が進められた水素エネルギー製造については、発想の転換から、セルフクリーニング効果による環境光触媒として発展し、世界各国で使われるようになってきた。地球規模での環境問題が顕在化し、持続可能な社会が国際的に高く求められるようになった現在、水素エネルギーと二酸化炭素の資源化は夢物語ではなく真に取り組むべき喫緊の課題である。今まさに、課題解決を志向したパスツール型の研究によって、破壊的イノベーションをひき起こし、カーボンリサイクルによる持続可能な開発目標(SDGs)の実現が高く求められている。本講演ではそれら事例と今後期待される技術を紹介する。

イベント概要

  • 日時:2019年4月11日(木)12:15-13:15(受付開始12:00)
  • 会場:RIETI国際セミナー室(東京都千代田区霞が関1丁目3番1号 経済産業省別館11階1121)
  • 開催言語:日本語
  • 参加費:無料
  • 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)
  • お問合せ:経済産業研究所 上野 ( )
         Tel: 03-3501-8398

お申込受付を締め切らせていただきました。

講演者・略歴(敬称略)

  • スピーカー:藤嶋 昭(東京理科大学栄誉教授 / 光触媒国際研究センター長)

    1942年生。1971年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、工学博士。1971年神奈川大学講師、東京大学講師、助教授を経て、1986年東京大学工学部教授、1995年より同大学院工学系研究科教授、2003年退官。東京大学名誉教授、特別栄誉教授。2003年より神奈川科学技術アカデミー理事長、2010年より東京理科大学学長を2期8年経て、2018年より現職。2013年より東京理科大学光触媒国際研究センター長。専門分野は、光電気化学・機能材料。

  • モデレータ:和久田 肇(経済産業省資源エネルギー庁資源・燃料部政策課長)

*講演内容および講演者は状況により変更することがありますのでご了承下さい。