開催案内
国際金融危機からの10年の間に金融規制の枠組みは改善し銀行システムも強化された。しかし、新たな脆弱性も生まれており、国際金融システムが真に強靱なものに生まれ変わったかは実際に試されてはいない。春の「国際金融安定性報告書(GFSR)」公表時に比べ、グローバルな金融安定性にかかる短期的なリスクは若干上昇しているものの、金融環境は総じて緩和気味に推移しており短期的な経済成長にはプラスに働いている。とは言え、新興市場国への圧力が高まるか貿易摩擦が激化すればリスクが急増する可能性もある。他方で、緩和的な金融環境に伴う金融面での脆弱性の蓄積を背景に金融不安定化の中期的なリスクは高止まりしている。
国際金融安定性報告書ウェブサイト(2018年10月3日公表):
https://www.imf.org/en/Publications/GFSR/Issues/2018/09/25/Global-Financial-Stability-Report-October-2018
日本語: https://www.imf.org/ja/Publications/GFSR/Issues/2018/09/25/Global-Financial-Stability-Report-October-2018
イベント概要
- 日時:2018年11月13日(火)14:00-15:30
- 会場:霞山会館(東京都千代田区霞ヶ関3丁目2番1号 霞が関コモンゲート西館37階)
- 開催言語:日英同時通訳あり
お申込み: 2018年11月12日(月)正午までにオンラインフォーム
https://www.cvent.com/d/gbqxdrよりお申し込みください(定員に達し次第締め切らせていただきます)。
お問合せ: IMFアジア太平洋地域事務所(OAP)
TEL: 03-3597-6700 Email: oapeconomicseminar@imf.org
講演者・略歴(敬称略)
- スピーカー:ファビオ・ナタルッチ、IMF 金融資本市場局 次長
- オープニングリマークス:中島厚志(RIETI理事長)
- モデレータ:柏瀬健一郎(IMFアジア太平洋地域事務所次長/RIETIコンサルティングフェロー)
*講演内容および講演者は状況により変更することがありますのでご了承下さい。