開催案内
「日本再興戦略」(平成25年6月14日閣議決定)において、女性の活躍推進が成長戦略の中核とされるなど、経済における女性の活躍への機運が高まっているが、その実現には人材活用の革新、働き方の見直し、性別役割分業の見直し、少子化対策との整合などが不可欠である。このような経済における女性の活躍の推進についてアベノミクスの議論を深めるため、密接に関連する少子化への対応、女性の就業促進およびワークライフバランスの分野における、関係研究所における最近の研究成果を報告しあい、外部有識者を交えてパネルディスカッションを行う。
イベント概要
- 日時:2014年3月5日(水)13:20 - 16:30(開場13:00)
- 会場:JA共済ビル カンファレンスホール (東京都千代田区平河町2-7-9)
- 開催言語:日本語(同時通訳なし)
- 参加費:無料
- 定員:300名(先着順で定員に達した場合、締切りとさせていただきます)
- 主催:内閣府経済社会総合研究所(ESRI)
- 共催:独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)、独立行政法人経済産業研究所(RIETI)
- お申込・問合せ:内閣府経済社会総合研究所情報研究交流部(Tel: 03-3581-0457 Fax: 03-3581-1538)
プログラム
13:20 - 14:15 報告
「育児期女性の職業中断-JILPT子育て世帯全国調査2012の結果報告-」
周 燕飛 (独立行政法人労働政策研究・研修機構副主任研究員)
独立行政法人労働政策研究・研修機構副主任研究員。中山大学(中国・広州市)社会学部卒業後、吉備国際大学社会学修士課程修了、大阪大学より国際公共政策博士号取得。国立社会保障・人口問題研究所リサーチ・レジデント、大阪大学社会経済研究所特任研究員を経て、現職。
RIETIプロジェクト『ダイバーシティとワークライフバランスの効果研究プロジェクト』結果報告
児玉 直美 (RIETIコンサルティングフェロー / 一橋大学経済研究所准教授)
「夫婦の出生力の低下要因に関する分析―『少子化と夫婦の生活環境に関する意識調査』の個票を用いて―」
麻田 千穂子 (内閣府経済社会総合研究所総括政策研究官)
内閣府経済社会総合研究所総括政策研究官、大臣官房審議官(共生社会政策担当)。東京大学法学部卒業後、旧労働省(厚生労働省)に入省後、ハーバード大学ケネディースクールにて公共政策学修士号取得。厚生労働省労働基準局賃金時間課長、雇用均等・児童家庭局職業家庭両立課長、北九州市副市長、大臣官房国際課長、静岡労働局長等を経て、現職。
14:15 - 14:35 休憩
14:35 - 16:30 パネルディスカッション「少子化を克服しつつ経済における女性の活躍を進めるため、働き方と性別役割分業の見直しをどう進めるか」
コーディネーター:麻田 千穂子 (内閣府経済社会総合研究所総括政策研究官)
第1テーマ「経営と女性」
発表:樋口 美雄 (RIETIファカルティフェロー / 慶應義塾大学商学部教授)
コメント:武石 恵美子 (法政大学キャリアデザイン学部教授)
法政大学キャリアデザイン学部教授。筑波大学第二学群人間学類卒業後、旧労働省(厚生労働省)入省。お茶の水女子大学より人間文化研究科博士号取得。ニッセイ基礎研究所、東京大学社会科学研究所助教授等を経て、現職。
第2テーマ「出産育児期の就業」
発表:武石 恵美子 (法政大学キャリアデザイン学部教授)
コメント:岩澤 美帆 (厚生労働省国立社会保障・人口問題研究所人口動向研究部第一室長)
国立社会保障・人口問題研究所人口動向研究部第1室長。東京大学文学部社会学科卒業後、同大学院総合文化研究科(国際社会科学専攻)に進学。博士号(学術)を取得。国立社会保障・人口問題研究所に研究員として入所後、米国ウィスコンシン大学人口・生態学センター客員研究員を経て、現職。
第3テーマ「男性を含めた働き方の見直し」
発表:濱口 桂一郎 (独立行政法人労働政策研究・研修機構統括研究員)
独立行政法人労働政策研究・研修機構労使関係部門統括研究員。東京大学教養学科及び法学部卒業。旧労働省(厚生労働省)入省後、欧州連合日本政府代表部一等書記官、政策研究大学院大学教授を経て、現職。
コメント:樋口 美雄 (RIETIファカルティフェロー / 慶應義塾大学商学部教授)