開催案内
公的研究機関は企業、大学と並んで国のイノベーションシステムのなかでの重要なプレーヤーであるが、必ずしも、十分な研究がなされているとは言い難い状況にある。日本の公的研究機関は、一方では、その科学技術によって社会的、経済的問題解決に大きな役割を果たすことを期待されているものの、他方では、国の財政難、さらには民間企業の研究開発力の向上などといった環境の変化にさらされている。本ワークショップでは、ポストキャッチアップの日本のイノベーションシステムのなかで公的研究機関をどのように位置づけるか、という点についてさまざまな角度から議論をしていく。
イベント概要
- 日時:2014年1月20日(月)
- 会場:RIETI国際セミナー室(東京都千代田区霞が関1丁目3番1号経済産業省別館11階1121)
- 共催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)・政策研究大学院大学(GRIPS)
プログラム・配付資料
13:30 開会挨拶
中島 厚志 (RIETI理事長)
後藤 晃 (RIETIファカルティフェロー/政策研究大学院大学教授)
Session 1
13:40 - 14:30 「米国における公的研究機関とイノベーション」
John P. WALSH (Georgia Institute of Technology 教授)
14:30 - 15:20 「アジアにおける公的研究機関イノベーション」
Patarapong INTARAKUMNERD (政策研究大学院大学教授)
15:20 - 16:10 「特許データからみたAIST、RIKEN、JAXA」
塚田 尚稔 (RIETIリサーチアソシエイト/政策研究大学院大学准教授)
16:10 - 16:25 コーヒーブレイク
Session 2
16:25 - 17:45 ラウンドテーブルディスカッション「公的研究機関がイノベーションシステムにおいて果たす役割」
パネリスト(五十音順)
濱川 聡 (独立行政法人産業技術総合研究所イノベーション推進本部イノベーション推進企画部長)
前川 治彦 (独立行政法人理化学研究所社会知創成事業副事業本部長)
三保 和之 (独立行政法人宇宙航空研究開発機構産業連携センター成果活用促進グループ長)
17:45 閉会挨拶
後藤 晃 (RIETIファカルティフェロー/政策研究大学院大学教授)