米国の産業クラスターの進化：シリコンバレーとデトロイト

3月25日に開催を予定しておりましたRIETI特別セミナー「米国の産業クラスターの進化：シリコンバレーとデトロイト」につきまして、3月28日-29日に予定されていた"Second Asia-Pacific Innovation Conference"（主催：一橋大学、協力：経済産業研究所、WIPO）の開催が東北地方太平洋沖地震の関連で中止となり、講師も来日されないことになりましたので、中止することと致しました。
ご出席を予定されていた方々におかれましては、深くお詫び申し上げます。
何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。

日本経済の今後の発展において、新産業の誕生と発展のメカニズムを強化していくことが非常に重要な課題となっています。日米のイノベーション・システムの大きな差は、産業の刷新能力の差、それにおける新企業創設のパフォーマンスです。産業の刷新は必ずしも、いわゆる技術型ベンチャー企業によって担われるとは限らず、既存企業の多角化、スピンオフも重要な役割を担い得ます。本セミナーでは、企業と産業の成長にかかる長年にわたるパイオニア的な研究をしておられるカーネギーメロン大学のスティーブン・クレッパー教授を講師にお招きし、米国の経験の研究を踏まえて、新産業の誕生と発展のメカニズムの理解を深め、今後の政策への含意を議論します。同教授は｢イノベーションと経済成長における新規企業参入の役割の理解に対する顕著な貢献｣により、2011年のGlobal Award for Entrepreneurship Researchを最近受賞 されており、充実した報告、質疑が期待されます。