開催案内
日本企業は、90年代以降、グローバル経済化・知識経済化の進展、長引く経済停滞、規制緩和の進展等の各種の環境変化に対し、市場での競争優位を獲得するため、イノベーションによる差別化を継起させ、また、これら環境変化と内部構造変化に対応するための経営・組織改革、等を実施して、試行錯誤しながら個々の進路を決定してきている。
本ワークショップでは本研究所の16年度研究「イノベーションと組織・経営改革-電機産業のケースー」の成果を報告し、最近の政府の人材育成支援の状況も報告する。これら報告により、参加の方々において、今後の日本企業のイノベーションから組織・経営、人材育成に亘る総合的な経営戦略のあり方についての認識を深められれば幸いである。
今回、公開ワークショップとして参加対象を拡大して広く学会、政府および企業関係の方々にご案内して、関係の方々と今年度の成果を共有することとしたい。プログラム内容としては、まず、「上記研究報告書」の説明および17年度人材育成投資減税の内容を含む「政府の人材育成支援策」の説明を行う。次に、「パネル」として、慶応大学大学院ビジネススクールの先生方からの発言、その後、自由討議・質疑応答を行う。
イベント概要
- 日時:2005年6月1日(水) 14:00-17:00
- 会場:経済産業研究所 セミナールーム 1119及び1121室
- 開催言語:日本語
- 主催:独立行政法人経済産業研究所
- お問合せ:RIETI 研究秘書G 窪田亜弥
Tel:03-3501-0230
Fax:03-3501-8416
プログラム
14:00 開始
全体司会:三本松 進 (RIETI上席研究員)
14:00-14:40 論文発表「イノベーションと組織・経営改革-電機産業のケースー」
三本松 進 (RIETI上席研究員)
14:40-14:55 政策状況報告「政府の人材育成支援策」
石川 正樹 (経済産業省 人材育成室長)
14:55-15:00 休憩
15:00-17:00 パネル「テーマ ―イノベーション、組織・経営改革と人材育成―」
パネル司会:久武 昌人 (RIETI上席研究員)
〈発言 60分(各15分)〉
(1) 矢作 恒雄 (慶応大学大学院教授) 「企業経営の戦略性」
(2) 許斐 義信 (慶応大学大学院教授) 「企業課題の認知と経営的対応」
(3) 浅川 和宏 (慶応大学大学院教授) 「グローバル・イノベーションとメタナショナル戦略」
(4) 中村 洋 (慶応大学大学院教授) 「経営の自前主義からの脱却」
〈司会コメント 10分〉
〈自由討議・質疑応答 50分〉
17:00 終了
*上記プログラムの講演内容及び講演者は状況により変更することがありますのでご了承下さい。