RIETI政策シンポジウム

Auto Industry Symposium: The 2003 RIETI-HOSEI-MIT IMVP Meeting

イベント概要

  • 日時:2003年9月12日(金)10:00-17:30
  • 会場:法政大学 スカイホール(ボアソナードタワー26F)
  • 開催言語:英語⇔日本語(同時通訳あり)
  • 祝辞

    今橋 隆 (法政大学産業情報センター副所長・経営学部教授) 代読

    この度伝統ある世界的にも著名なMITの国際自動車共同研究(International Motor Vehicle Program)の日本フォーラムを経済産業研究所と共催で本学において挙行されますことは、私の大きな喜びとするところであります。
    本学は建学の精神である自由と進歩の旗印の下にいろいろな学術的国際交流を進めてまいりました。また、本学では多くの研究者が自動車産業についての技術、生産システム、流通システム、交通問題などさまざまな分野の専門研究に従事し、いろいろな形の国際共同研究のネットワークを作ってまいりました。IMVPについても1990年にThe Machine that changed the Worldが刊行され、リーン生産方式という新しい産業パラダイムを打ち出されたことに大きな関心と共感を持ってまいりました。3年前の5月に本学産業情報センター主催でIMVP日本フォーラムを開かせて戴いたのもそのあらわれであったと思います。
    今、世界の自動車産業はグローバル競争と再編の時代を経験するとともに、デジタル情報革命の進展とアジア、中国の新時代を迎えて大きな転機を迎えつつあります。特に21世紀を迎え、地球規模の環境問題と交通問題を解決することは自動車産業に課せられた緊急課題であり、現在の自動車技術と今後発展する社会的インフラをもってすれば、その解決の展望も徐々に開けつつあります。今回のIMVP日本フォーラムが、このような世界の自動車産業の直面するいろいろな問題を深く掘り下げ、その研究成果を発表し、議論されることはすこぶる意義のあることであります。どうかこの一日のフォーラムが大きな成果をあげられ、世界へ向けてそれを発信していかれることを心より願って私の祝辞といたします。

    法政大学総長 清成忠男