政策シンポジウム他

インターネット時代の著作権

  • 開催案内・配付資料

開催案内

日本政府は「知的財産権の強化」をIT政策の柱とし、知的財産戦略会議などによってその保護の強化を図っていますが、他方では政府調達にオープンソースを導入する動きも出ています。米国では著作権を極端に保護するDMCA(新著作権法)が成立する一方で、中国ではソフトウェアやCDの90%は海賊版だといわれ、音楽ファイルを直接交換するP2Pソフトウェアのユーザーは全世界で7000万人を超えるとも推定されています。これに対してDRM(デジタル著作権管理)による音楽配信サービスも始まっていますが、ビジネスとしての将来性は不透明です。

今回は、Linuxの母体ともなったGNUプロジェクトのリーダーであるリチャード・ストールマン氏を迎え、「自由なソフトウェア」の未来について議論するほか、オープンソース、P2P、DRM、政府調達などの問題を日本の専門家によって討論し、日本政府の「知的財産権戦略」のあり方を考えます。

イベント概要

  • 日時:2003年4月21日(月)13:00~17:00
  • 会場:RIETIセミナールーム(経済産業省別館11階)
  • 開催言語:第1セッション 英語&日本語(日英同時通訳あり)
    第2セッション 日本語(同時通訳なし)
  • 主催:RIETI(経済産業研究所)

プログラム・配付資料

13:00-14:45 第1セッション:「自由なソフトウェアの未来」(日英同時通訳あり)

司会:池田 信夫(RIETI上席研究員)

基調講演:リチャード・ストールマン(GNUプロジェクト代表)

コメンテーター:加藤 幹之(富士通法務・知的財産権本部長代理)

14:45-15:00 コーヒーブレイク

15:00-17:00 第2セッション:「デジタル著作権と知的財産戦略」(同時通訳なし)

司会:池田 信夫(RIETI上席研究員)

討論

林 紘一郎(慶応義塾大学教授)

小倉 秀夫(弁護士)

村上 敬亮(経済産業省商務情報政策局情報経済課課長補佐)

楠 正憲(マイクロソフト(株)プロダクトマネージャー)

*上記プログラムの講演内容及び講演者は状況により変更することがありますのでご了承下さい。