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執筆者 著:佐々木 周作、大竹 文雄、齋藤 智也 出版社 日本評論社 / 2420円 ISBN 978-4-535-54074-3 発行年月 2025年1月
内容
ワクチン接種は "ナッジ" すべきか?
行動経済学者と感染症学者がチームを組み、パンデミック下の「未知のワクチン」に挑んだ。
コロナ危機の政策現場に寄り添いながら、試行錯誤をくりかえす。
……あなたにとって「あのワクチン接種」とは何だったのか?
目次
プロローグ(佐々木周作)
第1部 「未知のワクチン」にどう向き合うか?
第1章 「未知のワクチン」に向き合うための基本道具
【大竹文雄の目】ワクチン導入をめぐる政策議論
第2部 「未知のワクチン」の接種開始前夜
第2章 「接種を受けるつもり」を測定する意義 〜たかが意向、されど意向〜
第3章 自律性を阻害せずに接種意向を高めるナッジ・メッセージの探究
【佐々木・大竹・齋藤の「当時を振り返る」】エビデンスのつくり方と使われ方
【大竹文雄の目】接種勧奨と出口戦略をめぐる政策議論
第3部 「未知のワクチン」の接種はじまる
第4章 接種意向は水物か?〜実際の行動とのギャップ〜
第5章 ナッジは実際の行動も促すのか?〜フィールド実験による挑戦〜
第6章 ワクチン接種の意外な効果
【佐々木・大竹・齋藤の「当時を振り返る」】パンデミック下の研究開発と社会実装
【大竹文雄の目】ワクチン効果の変化と行動制限の必要性をめぐる政策議論
第4部 ワクチン普及後の世界〜「未知」から「既知」へ〜
第7章 ブースター接種にナッジは必要か?
第8章 ワクチン接種者と非接種者の分断と共生
【佐々木・大竹・齋藤の「当時を振り返る」】ナッジの意味とは
第5部 ネクスト・パンデミックのために「行動経済学+感染症学」ができること
第9章 将来のパンデミックに向けた10の政策研究アジェンダ
第10章 政策研究アジェンダの「実現可能性」を議論する
あとがき(大竹文雄、齋藤智也)