就職氷河期世代:データで読み解く所得・家族形成・格差

表紙写真
執筆者 著:近藤 絢子
出版社 中央公論新社 / 968円
ISBN 978-4-12-102825-9
発行年月 2024年10月

内容

バブル崩壊後、未曾有の就職難が社会問題となった。本書は1993~2004年に高校、大学などを卒業した人々を「就職氷河期世代」と定義し、雇用形態や所得などをデータから明らかにする。不況がこの世代の人生に与えた衝撃は大きい。結婚・出産など家族形成への影響や、男女差、世代内の格差、地域間の移動、高齢化に伴う困窮について検討し、セーフティネットの拡充を提言する。統計から見えるこの世代の実態とは。

目次

まえがき
序 章 就職氷河期世代とは
第1章 労働市場における立ち位置
第2章 氷河期世代の家族形成
第3章 女性の働き方はどう変わったか
第4章 世代内格差や無業者は増加したのか
第5章 地域による影響の違いと地域間移動
終 章 セーフティネット拡充と雇用政策の必要性
補 論
あとがき