人工知能の経済学 暮らし・働き方・社会はどう変わるのか

表紙写真
執筆者 編著:馬奈木 俊介
出版社 ミネルヴァ書房 / 4000円
ISBN 978-4-623-08325-1
発行年月 2018年10月
関連リンク 著者からひとこと

内容

人工知能(AI)が話題になっている。一方では技術革新がもたらす新たな生活への期待があり、もう一方では従来の仕事がなくなるという不安もあり、どう捉えるべきか難しい課題である。本書では、人工知能の登場が社会にどのようなインパクトを与えており、今後どうなっていくのか、経済学の知見を用いて検証する。自動車の自動運転など、喫緊の課題にも切り込んだ意欲作。

目次

はじめに

序章 人工知能は私たちの社会・経済にどのような影響を与えるのか?

第Ⅰ部 AIの企業での活用とその課題
第1章 人工知能等が雇用に与える影響と社会政策
第2章 なぜ多くの企業がAIを経営に活用できないのか
第3章 持続可能なスマートシティ実装

第Ⅱ部 AIに関する法的課題
第4章 AIの法規整をめぐる基本的な考え方
第5章 人工知能ビジネスの資金調達と法規制——クラウドファンディングを中心に
第6章 ドローンと法——損害賠償の観点から考える

第Ⅲ部 AI の普及がもたらす影響
第7章 誰が自動運転車を購入するのか
第8章 自動運転による自動車走行距離の変化
第9章 情報技術の利用とマークアップの分析
第10章 人工知能社会における失業と格差の経済理論

第Ⅳ部 AI技術開発の課題
第11章 労働時間が生活満足度に及ぼす影響——人工知能の活用方策に関する検討
第12章 日本企業のIT化は進んだのか——AI導入へのインプリケーション
第13章 情報化投資と法規制の影響——労働規制による資本投資及び情報化投資への影響の分析
第14章 人工知能技術の研究開発戦略——特許分析による研究