著者からひとこと

人は生まれ変わる―縄文の心でアフター・コロナを生きる

著者による紹介文

超高齢社会と言われて久しい日本ですが、既に多死社会に移行しつつあります。「長くて緩慢な死」が大量に生じる人類初の社会にあって、「死はタブーである」という従来の認識は変わらざるを得ません。直近のコロナ禍も日本人の死生観を揺さぶっています。本書では外来思想が入ってくる前の日本人の本来の死生観は「生まれ変わり」であったことを指摘するとともに、「生まれ変わり」という現象を空想の産物として切り捨てるのではなく、科学的に証明しようとする動きが米国などで半世紀以上前から続いていることも紹介しました。日本を始めとして高齢化が進む21世紀の世界で「生まれ変わり」の信念が広まれば、政治、社会、経済などあらゆる分野でポジテイブな効果をもたらし、長年の懸案が解決される可能性が出てくるのではないでしょうか。

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