著者からひとこと

日本経済の持続的成長-エビデンスに基づく政策提言

研究所による紹介文

『日本経済の持続的成長-エビデンスに基づく政策提言』

経済産業研究所(RIETI)は、2001年4月の発足以来、幅広い政策研究を行ってまいりました。このたび、第三期中期目標期間(2011年度〜2015年度)5年間の研究成果を総括し、主な研究プログラムの成果の概要と政策的含意をわかりやすく紹介することを主な目的として、『日本経済の持続的成長 エビデンスに基づく政策提言』を東京大学出版会より刊行いたしました。

グローバル化や東日本大震災の影響、人口減少社会への突入により、日本経済は新たな局面に入っています。本書は8章からなり、藤田昌久(前所長)が編者となって、各章を8つの研究プログラム(貿易投資、国際マクロ、地域経済、技術とイノベーション、産業・企業生産性向上、新しい産業政策、人的資本、社会保障・税財政)のプログラムディレクターが執筆を担当しました。日本経済が直面する問題を明らかにし、持続可能な経済活動を推進するための提言をエビデンスに基づいて提示します。

本書がRIETIのこれまでの研究成果に対する皆様のご理解を一層深めることにつながるとともにエビデンスに基づく政策形成の重要性を再認識いただく契機としていただければ幸いです。

経済産業研究所(RIETI)

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