調査の目的
我が国は、近年、直接的に地震や洪水等の様々な自然災害や鳥インフルエンザや新型コロナ感染症等の感染症、さらに間接的には紛争や戦争等、企業活動の休止を引き起こすような様々な災害に見舞われている。実際、様々な災害に対するレジリエンスの強化が望まれているものの、保険やBCP等の事前に講じられる災害対策の有効性についてのシステマティックな実証的検証は、データの制約の問題もあり、いままでほとんど行われてこなかった。
そこで保険や事業継続計画(BCP)とかかる運営管理である事業継続マネジメント(BCM)の有効性について、中小企業を対象とした厳密な検証、特に災害の種類による有効性の違いや企業の属性による違いの有無を定量的に分析することを可能にするデータの収集を目的として本調査を実施した。
調査概要
- 調査対象
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全国の中小企業 15,000社
- 調査方法
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調査票を送付し郵送にて返送、もしくは調査専用Webサイトから回答
- 実施時期
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2024年1月31日~3月12日
- 回収数
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3,518件(23.5%)