調査目的
わが国において、起業の促進は重要な政策課題であるにもかかわらず、現実をみると、開業率は長らく低迷を続けている。その背景の十分な解明はなされておらず、未だ仮説の域を出ていない。特にわが国のリスク回避的な国民性は、アントレプレナーシップや起業の低さとの関係が想像されながらも、客観データに基づく統計分析はほぼ手つかずの状態にある。
そこで本調査では、全国の中堅・中小企業の経営者に対して、①不確実性回避度、②アントレプレナーシップ、③経営判断、④属性、について情報収集し、不確実性回避度とアントレプレナーシップの関係に関する分析基礎データを得ることを目的とする。
調査概要
- 調査対象
-
全国の中堅・中小企業(金融・保険業を除く)経営者2,000人
- 調査手法
-
郵送調査
- 実施時期
-
平成30年(2018年)1月〜2月
- 回答数(回答率)
-
480s(24%)
- 調査内容
-
Ⅰ 不確実性回避度
Ⅱ 起業化精神
Ⅲ 経営判断
Ⅳ 起業・個人の属性