プログラム:産業フロンティア

マクロ・プルーデンシャル・ポリシー確立のための経済ネットワークの解析と大規模シミュレーション

プロジェクトリーダー/サブリーダー

青山 秀明顔写真

青山 秀明 (ファカルティフェロー)

リーダー

プロジェクト概要

本プロジェクトでは、大規模経済データ、特にCRDによる中小企業データとRIETIが所有する取引ネットワークデータについて、その解析とモデル構築・シミュレーションを行い、それをマクロ・プルーデンシャル・ポリシーの定義付けと確立につなげる。

マクロ経済現象の本質は、多数の異質な経済主体間が相互作用しあい、その結果として集団運動がおこることにある。景気変動、連鎖倒産を含む経済危機はまさにその代表的な現象である。したがって、危機を検出し、それに対応するべくマクロ・プルーデンシャル・ポリシーを確立するには、この集団運動を検出し、そのダイナミクスのモデル化をすることが第一義的意味を持つ。一方、大規模経済データに含まれる企業などの経済主体の数は1年で100万社程度におよぶ。これは世界に類を見ない、わが国が誇る実体経済データである。したがって、これらを手元に持って研究を行うことで世界レベルの研究成果が得られる。そこで本プロジェクトでは京コンピュータとも連携することで、大量の計算資源を投入して、他に類を見ない大規模解析を行う。

これにより、本研究では、これまで定義があいまいであったマクロ・プルーデンシャル・ポリシーに定量的に検証可能な定義を与えることができ、それに基づいたマクロ経済の状態のモニタリング方法の確立、それに基づく政策の検討、外的なショックや仮想的なショックが発生した場合のシミュレーションに活用し、政策提言へとつなげることができる。

活動期間: 2016年6月30日 〜 2018年5月31日

主要成果物

2019年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー

2018年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー

2017年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー

RIETIポリシー・ディスカッション・ペーパー