プロジェクト概要
2006年度
経済のグローバル化の進展とともに、「貿易と環境」の問題あるいは食料・農業とWTOの問題等が大きな争点となっている。これらの問題に対して、経済学と法学の双方から総合的、学際的にアプローチする。特に、(1)開放経済下における環境政策の効果に関する分析、(2)森林資源の違法伐採問題とその対策を含めた持続可能な森林管理政策に関する検討、(3)貿易自由化が環境問題に与える影響に関する分析、(4)多国間環境協定とGATT/WTO協定との整合性問題等に関する法学的分析、等を中心に研究を実施する。分析は理論研究と実証研究の両面から行い、必要に応じて事例的な研究や歴史的な研究も取り入れていく。