プロジェクト概要
2007年度~2008年度
東アジア経済のめざましい発展と経済統合の流れは、日本経済だけでなく地域経済に対しても大きな影響を与えている。本研究では、東アジアを対象地域とし、国レベルだけでなく地域レベルでの応用一般均衡モデルを構築し、経済発展の中で、日本を含めた各国の地域経済がどのように変化するかを数量的に評価する。本モデルで重視するのは、経済統合の中で生じる産業構造の変化を、規模の経済性や不完全競争の観点を取り入れながら分析することであり、特に、各国で進められている地域分権化の中で生じる地域格差にも視点を置いた分析を行う。国と地域の二層構造の中で、各国の政策的対応が東アジア地域の経済構造にどのような影響を与え、かつ、地域の視点に基づいた厚生基準に基づいて明らかにすることで、国・地域レベルでの合意形成を促進する透明性の高いフレームワークを提供する。
2006年度
経済のグローバリゼーションの進展の中で、経済活動の地理的集中や産業集積が進んでいる。特に、東アジア経済のめざましい発展と経済統合の流れは、日本経済に対しても大きな影響を与えているが、本研究では、東アジアを対象地域とする応用一般均衡モデルを構築し、経済統合の中で日本を含めた各国経済のポジショニングがどのように変化するかを数量的に評価するための基盤整備を行う。本モデルで重視するのは、経済統合の中で生じる産業集積の動向を、規模の経済性を明示的に取り入れ、不完全競争も分析対象とすることであり、経済統合交渉の中で、各国の政策的対応が東アジアの経済構造にどのような影響を与え、かつ、各国の厚生をどのように変化させるかを明らかにすることで、合意形成を促進する透明性の高いフレームワークを提供することにある。
プロジェクト期間: 〜 2008年6月30日
主要成果物
2009年度の成果
RIETIディスカッション・ペーパー
2008年度の成果
RIETIディスカッション・ペーパー
2007年度の成果
RIETIディスカッション・ペーパー
2006年度の成果
RIETIディスカッション・ペーパー
国際ワークショップ
- 2006年12月15日
「規模の経済性等を導入した東アジア大のCGEモデルの構築」