政策研究領域(隣接基礎研究領域) A. 金融構造、コーポレート・ガバナンスの展開等、企業関連制度

地域活性化要因の研究

プロジェクトリーダー/サブリーダー

尾崎 雅彦 顔写真

尾崎 雅彦 (上席研究員)

リーダー

プロジェクト概要

2010年度

わが国経済は、人口構造問題(少子高齢化)を背景に成長可能性を急速に減じつつある。将来に向け超高齢社会に対応する社会資本整備と不足資源の輸入余力維持を図るためには、国内資源の徹底した活用による全要素生産性の向上が不可欠であろう。

特に、深刻な経済低迷下にある地方圏の地域活性化は、一国経済の成長の底上げとなるだけでなく、東京一極集中では得られない多様性をわが国産業にもたらす可能性を持つ事から極めて重要である。

しかし、これまでの中央主導の地域政策や地方主権の強化の試みは、以下の3つの考えられ得る問題を背景に地域活性化を実現するに至っていない。
1) 中央主導の地域政策が画一的であり、各地域固有の特性に合致するものではなかった。
2) 地方の公共政策が、経済論、政策論および組織論の観点で同調性を持っていなかった。
3) 地方の公共政策が、日々変化する地域ニーズに対応できていなかった。

本研究では、上述の問題点を勘案し、文献調査およびヒアリング調査により地域活性化のための要因を明らかにする。

プロジェクト期間: 2010年9月15日 〜 2011年3月31日

主要成果物

2010年度の成果

RIETIポリシー・ディスカッション・ペーパー