プロジェクト概要
本プロジェクトでは、日本経済の持続的成長を達成するための課題について、理論・実証の両面から分析する。理論的には、イノベーションが起きるメカニズムを描写し、イノベーションが起きた結果として観察される市場の状況について分析し、政策介入の余地を検討する。実証的には、イノベーションを計測する新たな指標の検討や、資産市場に与えるインパクトを計測、政策介入の効果の計測などを目標とする。理論的なアプローチとしては経済物理学に基礎を置く研究を進め、実証的には日本の課題に注目したテーマを選択する。多様な研究を組み合わせることで、持続的成長を達成するための政策について考察を深める。
活動期間: 2015年5月11日 〜 2017年3月31日
主要成果物
2015年度の成果
RIETIディスカッション・ペーパー
- 16-E-058
"Loyalty and Consumption: A CES representation" (INOSE Junya) - 16-E-052
"The Impact of a Permanent Income Shock on Consumption: Evidence from Japan's 2014 VAT increase" (David CASHIN and UNAYAMA Takashi) - 16-E-032
"Firm Growth by Product Innovation in the Presence of the Product Life Cycle" (MURAKAMI Hiroki) - 15-E-120
"Macroeconomic Consequences of Lumpy Investment under Uncertainty" (ARATA Yoshiyuki, KIMURA Yosuke and MURAKAMI Hiroki) - 15-E-117
"Wealth Inequality, or r-g, in the Economic Growth Model" (HIRAGUCHI Ryoji)