プロジェクト概要
本プロジェクトでは、大災害に対する経済・社会の強靭性と復元力(レジリエンス)の維持促進に有効な要素の識別を目的とした実証分析を行う。具体的には、第1に、経済産業省のBCMS(Business Continuity Management System)パイロットプロジェクトを取り上げ、BCMS構築について政策のインパクト評価を行う。第2に、企業部門の大災害に対するリスクファイナンスについてアンケート調査を行い、災害保険・金融への企業部門の需要の現状、決定要因を定量的に分析する。特に、災害保険加入率が低い水準に止まっている原因を明らかにし、加入率向上に必要な要因を探る。第3に、過去のRIETIのプロジェクトで取り上げてきた日本をはじめとした各国での災害に関する研究を統合し、大災害の対策について、一般化できる要素と各ケースに特定的な要素を分離・整理する。
活動期間: 2014年10月 6日 〜 2016年9月30日