プロジェクト概要
マクロ経済における法人税の負担が誰にどの程度帰着しているかを定量的に示すべく、分析できる理論モデルを開発し、それに基づく計量分析を行う。そして、法人減税の恩恵が国民各層に及ぶことを定量的に示すとともに、法人税改革のあり方について政策的含意を導く。理論モデルの研究では、特に、企業の設備投資行動や資金調達の変化が、法人税とどのような関係にあるかに焦点を当てる。計量分析では、理論モデルとの整合性をとりつつ、近年の財務データを用いて計量分析によって、より現実的な企業行動を描写できるように分析する。その上で、理論モデルが示唆する法人税の帰着の量的度合いを、財務データに基づきながら数量的に示す。
活動期間: 2014年6月 2日 〜 2016年8月31日