プロジェクト概要
超高齢社会における働き方や労働市場設計に対する社会的な関心が高まるなか、企業と従業員の連関に注目し、それぞれがどのような行動をとっているかを解明することは、企業の競争力や労働者のワークライフバランスを検討するうえで重要な課題といえる。本プロジェクトでは、雇用・賃金・労働時間や人的資源管理・ワークライフバランスなどの情報について、企業と従業員を対象にした追跡調査を実施し、両者を紐付けながら企業・従業員マッチパネルデータ(matched employer-employee panel data)を構築するとともに、ワークライフバランスや労働市場の流動化などの日本の労働市場の諸問題を解明するための実証分析を実施する。
活動期間: 2014年4月 1日 〜 2016年9月30日
主要成果物
2015年度の成果
RIETIディスカッション・ペーパー
- 16-E-037
"Why Do People Overwork at the Risk of Impairing Mental Health?" (KURODA Sachiko and YAMAMOTO Isamu) - 16-E-017
"Workers' Mental Health, Long Work Hours, and Workplace Management: Evidence from workers' longitudinal data in Japan" (KURODA Sachiko and YAMAMOTO Isamu) - 16-E-016
"Does Mental Health Matter for Firm Performance? Evidence from longitudinal Japanese firm data" (KURODA Sachiko and YAMAMOTO Isamu) - 15-J-062
「管理職への昇進はメンタルヘルスにどのような影響を及ぼすのか」 (佐藤 一磨)