「アジア通貨単位(AMU)と東アジア通貨のAMU乖離指標」について
本コーナーは、伊藤隆敏ファカルティフェローによる「アジアの最適為替制度」プロジェクトにおける小川英治ファカルティフェローと清水順子委員による「アジア通貨単位(AMU)と東アジア通貨のAMU乖離指標」の測定結果を公開するものである。
尚、AMUのデータは一橋大学のグローバルCOE「社会科学の高度統計・実証分析拠点構築」とRIETIとの共同研究プロジェクトとして、両者のホームページに公開されている。
データ公表から4年目を迎えるに当たり、AMUに加えて、新たにアジア経済と深く関わりを持つ3カ国(オーストラリア、ニュージーランド、およびインド)を加えた16カ国で構成されるアジア通貨単位ワイド(AMU-wide)を創出し、データ公表することとした。
さらに、2009年5月3日にインドネシアのバリで行われた第12回ASEAN+3(日中韓)財務大臣会議において、チェンマイ・イニシアティブのマルチ化(CMIM)が2009年末までに機能させることで合意されたことを受けて、新たにAMU-cmiを創設することにした。
ページ開設にあたって
アジア通貨単位(AMU)と東アジア通貨のAMU乖離指標の目的とは
1997年のアジア通貨危機以降、東南アジア諸国連合(ASEAN)および日本、中国、韓国で構成されるASEAN+3は、域内金融協力を推進してきた。その1つとして、自国通貨を買い支えるために必要な資金を2国間、もしくは多国間の通貨スワップで融通するチェンマイ・イニシアチブ(CMI)の創設が挙げられる。このCMIの下では、今後の通貨危機を防止するために各国金融当局による域内経済のサーベイランス(相互監視)が行われている。
新たなサーベイランス基準として、我々は東アジアにおけるアジア通貨単位(AMU)およびAMU乖離指標の創設を提案する。これらは、東アジアにおける為替相場政策協調に貢献するとともに、金融当局のサーベイランス機能の向上にも貢献すると期待される。AMUは、欧州連合(EU)加盟国がユーロ導入以前に欧州通貨制度(EMS)の下で採用した欧州通貨単位(ECU)を算出する際に用いた手法に基づき、東アジア通貨の加重平均値として算出される。各々の東アジア通貨のAMU乖離指標は、AMUに対してそれぞれの通貨がどれだけ各通貨のベンチマーク率から乖離しているかを測定したものである。
AMU乖離指標として、ここでは日次ベースの名目AMU乖離指標と、各国のインフレ格差を調整した月次ベースの実質AMU乖離指標の2つを提示する。名目AMU乖離指標を見ることにより、各国通貨がAMUからどれだけ乖離しているかをタイムリーにモニターすることが可能となる。一方、実質AMU乖離指標は為替変動が実体経済に及ぼす影響を監視するのにより適していると考えられる。
グラフ
※図をクリックすると拡大されます。
AMU
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1.AMU為替レートの日次グラフ (対US$・euro、対US$、対euro) データ期間:直近までの過去5年間
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2.日次名目AMU乖離指標 (13カ国通貨) データ期間:直近までの過去5年間
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3.月次名目AMU乖離指標 (13カ国通貨) データ期間:2000年1月から直近まで
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4.月次実質AMU乖離指標 (11カ国通貨) データ期間:2000年1月から直近まで
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AMU構成国:ASEAN (Brunei, Cambodia, Indonesia, Laos, Malaysia, Myanmar, Philippines, Singapore, Thailand, Vietnam) +3 (Japan, South Korea, China)
※データ(消費者物価指数)の制約上、月次実質AMU乖離指標はブルネイ、ミャンマーを除く11カ国である。
AMU-cmi
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AMU-cmi為替レートの日次グラフ (対US$・euro、対US$、対euro) |
日次名目AMU-cmi乖離指標 (14カ国通貨) |
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月次名目AMU-cmi乖離指標 (14カ国通貨) |
AMU-cmi構成国:ASEAN10 +4 (Japan, South Korea, China, Hong Kong)
データ期間:2000年1月から直近まで
AMU-wide
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AMU-wide為替レートの日次グラフ (対US$・euro、対US$、対euro) |
日次名目AMU-wide乖離指標 (16カ国通貨) |
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月次名目AMU-wide乖離指標 (16カ国通貨) |
AMU-wide構成国:ASEAN10 +3 (Japan, South Korea, China) +3 (Australia, New Zealand, India)
データ期間:2000年1月から直近まで
データ
日次データ(2000年1月3日から直近まで)
- 名目AMU乖離指標(13カ国通貨)[CSV:516KB]
- 最新のデータ30件
ASEAN 10通貨、日本円、韓国ウォン、中国元
月次データ(2000年1月から直近まで)
- 名目AMU乖離指標(13カ国通貨)[CSV:23KB]
- 最新のデータ30件
ASEAN 10通貨、日本円、韓国ウォン、中国元
- 実質AMU乖離指標(11カ国通貨)[CSV:18KB]
- 最新のデータ30件
ASEAN 8通貨、日本円、韓国ウォン、中国元
AMU-cmiデータ(2000年1月から直近まで)
- AMU-cmiの各通貨に対する日次為替レート[CSV:683KB]
- 各アジア通貨のAMU-cmiからの乖離率(%、日次)[CSV:554KB]
- 名目AMU乖離率(各アジア通貨のAMUからの乖離率の月中平均)[CSV:25KB]
AMU-wideデータ(2000年1月から直近まで)
- AMU-wideの各通貨に対する日次為替レート[CSV:756KB]
- 各アジア通貨のAMU-wideからの乖離率(%、日次)[CSV:635KB]
- 名目AMU乖離率(各アジア通貨のAMUからの乖離率の月中平均)[CSV:29KB]
※最終更新日:2010年09月01日
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[XLS: 2.41MB]






