政策研究領域(基盤政策研究領域) III. 経済のグローバル化、アジアにおける経済関係緊密化と我が国の国際戦略

対外投資の法的保護の在り方

プロジェクトリーダー/サブリーダー

小寺 彰 顔写真

小寺 彰 (ファカルティフェロー)

リーダー

松本 加代 顔写真

松本 加代 (研究員)

サブリーダー

プロジェクト概要

2006年度~2008年度

外国投資は、相手国の国情等によって大きなリスクに晒される。これらのリスクのうち、投資受入国の行為を直接の原因として事業が失敗するリスク(政治的・社会的リスク)については、何らかの公的枠組みによって対処することが求められる。近年その枠組みとして注目されているのが投資協定である。特に、投資協定の定める投資家対国家の紛争解決手続き(国際仲裁)が実際的な投資家保護として機能している。本プロジェクトでは、この仲裁判断の法理を分析し、対外投資の法的保護の在り方を検討する。法理の分析は、今後日本が締結する投資協定や経済連携協定の投資章を起草する上で大きな示唆を与えると同時に、企業関係者にとっては投資先や投資方法の選択にあたっての参考となる。さらに、類似の機能を有する投資保険の商品設計にも影響を与えることになる。

プロジェクト期間: 〜 2008年10月31日

主要成果物

2008年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー

RIETI国際セミナー

2006年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー