2006年から始まった国連安保理による対北朝鮮制裁は、累次の決議を通じて北朝鮮の核・ミサイル開発に必要な物資だけでなく、北朝鮮の外貨獲得手段や燃料の輸入にも厳しい制約を課している。それにもかかわらず、北朝鮮は核・ミサイル開発をむしろ加速させている。大量破壊兵器の開発には膨大な資金と様々な物資が必要である。北朝鮮はどのようにして外貨と必要な物資を獲得しているのだろうか。2021年まで国連安保理北朝鮮制裁委員会専門家パネル委員を務められた竹内舞子CFに北朝鮮による核・ミサイル開発のための外貨・物資の調達に関する最新の動向や調査の一部を解説いただいた。（2023年3月24日収録）
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