日EU デジタルパートナーシップ・ウェビナー

EU、日本、世界を繋ぐGAIA X , CATENA X と日本のデータ戦略

開催案内

欧州においては2020 年にデータ戦略を発表して以来、医療から農業、エネルギー環境、金融など幅広い分野において業種を超えたデータ共有経済圏/データスペースの構築に取り組んできており、その一環として、データガバナンス/データ流通の基盤となるGAIA Xプロジェクトを精力的に進めています。

産業分野においてGAIA X は、製品の詳細な情報(素材の性質や設計要件など)を企業・産業間で共有するだけでなく、同時に製品のユーザー段階で発生するさまざまなデータも共有し、品質の向上と生産性向上を図るツールにもなり得ます。さらに、製品のライフサイクル全体でのトレーサビリティを確保することにより循環経済へ貢献も期待されています。GAIA X のコンセプトを最初に具現化したのが自動車分野のCATENA Xで、欧州自動車、同部品メーカーを中心にプロジェクトが進められています。

一方、わが国においてもSociety5.0 の実現を目指し、2021 年に包括的データ戦略を策定、データ社会推進協議会がDATA―EX を推進するなどデータ連携基盤の構築に取り組んできました。産業分野においては企業、業界、国境をまたぐ横断的なデータ共有やシステム連携を目指してOuranos Ecosystem(ウラノス エコシステム)の構築が経済産業省の主導で進行しています。

そうしたなか、昨年7 月には日欧デジタルパートナーシップの閣僚級会合が初開催され、欧州の共通データスペース、DATA EXを含む「データ戦略」で確立された日本のデータスペースやOuranos Ecosystem 間のデータとシステムの相互運用性を促進することの重要性が認識されました。さらに年末にはG7 デジタル・技術大臣会合において「DFFT の具体化に関する閣僚声明」が採択されました。

本ウェビナーでは、GAIA X 、CATENA X 、日本のデータ戦略、Ouranos Ecosystem 構築などに携わる各パネリストから改めてその概要と課題をお話しいただくとともに、こうしたデータ連携の仕組みにどうサプライチェーンの全プレーヤー((特に中小企業))に参加していただくか、いかにデータの信頼性を確保するのか、どうグローバルにinteroperableなものにするか、最適な官民の役割分担はいかにあるべきか、日EU間の産業協力は可能なのか、グローバルなデータ連携の枠組みのあり方は、などについて議論していただきます。

  • 参加登録:本ウェビナーは ZOOM で実施いたします。参加登録はこの登録リンクからお願いいたします。
  • Q & A:ウェビナー中のご質問は、お手元画面のQ &A 欄からご入力いただけます。また、予めの質問もお受けいたしますので、ZOOM 参加登録の際ご記入ください。

イベント概要

プログラム

17:00-17:05 (9:00-9:05) 開会挨拶

Peter FATELNIG(Minister-Counsellor for Digital Economy Policy at the Delegation of the European Union to Japan)

17:05-18:05 (9:05-10:05) プレゼンテーション

小寺 健夫(SAPジャパン株式会社 戦略プログラム担当 自動車産業コンピテンシーセンター所長)

山崎 琢矢(デジタル庁 戦略・組織グループ参事官(総務・総括))

青柳 一郎(日本データマネジメント・コンソーシアム(JDMC)理事/富士通株式会社 Solution Service Strategic 本部 Co-Head)

中島 一雄(ロボット革命・ 産業 IoT イニシアティブ協議会(RRI)インダストリアル IoT 推進統括)

Ulrich AHLE(Chief Executive Officer of GAIA X)

18:05-18:55 (10:05-10:55) 質疑応答&デイスカッション

モデレーター:赤石 浩一(デジタル庁 前デジタル審議官)

18:55-19:00 (10:55-11:00) 閉会挨拶

田辺 靖雄(日欧産業協力センター 日本側専務理事)