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現代日本の消費分析 ライフサイクル理論の現在地

開催案内

最近注目を集めている社会現象や経済政策の多くは、人々の消費と密接に関係している。たとえば、拡張的金融政策(expansive monetary policy:金利引下げや量的緩和など)は人々の消費に直結するし、コロナ危機での特別定額給付金や高齢化による貯蓄率の低下なども人々の消費に関係している。物価高に対応した家計支援や児童手当の改革なども同様である。
本講演では、一見すると無関係で社会的にも政策的にも異なる文脈で語られるこれらの社会現象や経済政策について、本年5月に「現代日本の消費分析」(慶應義塾大学出版会)を上梓された京都大学経済研究所の宇南山卓教授から経済学の「ライフサイクル理論」に基づき体系的に解説いただく。

イベント概要

  • 日時:2023年7月5日(水) 12:15-13:15
  • 開催方法:オンライン開催(Live 配信)
  • 開催言語:日本語
  • 参加費:無料
  • 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)

講演者・略歴(敬称略)

スピーカー:
  • 宇南山 卓(RIETIファカルティフェロー / 京都大学経済研究所教授)
    1974年生まれ。97年東京大学経済学部卒業。2004年同大大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。慶應義塾大学専任講師、京都大学講師、神戸大学准教授、一橋大学准教授、同教授を経て、2020年より現職。この間2013年~15年、財務省財務総合政策研究所へ総括主任研究官として出向。キプロス大学、英ユニバーシティカレッジロンドン、米ボストンカレッジ、米コロンビア大学に客員研究員として滞在。財政制度等審議会、社会保障審議会、統計委員会などの臨時委員を歴任。
モデレータ:
  • 小西 葉子(RIETI上席研究員 / 独立行政法人中小企業基盤整備機構 中小企業応援士 / 一般社団法人日本統計学会 理事(広報)/ 統計委員会臨時委員 / 東北大学男女共同参画推進センター澤柳フェロー)