消費ビッグデータで記録するコロナ禍3年間の生活

執筆者 小西 葉子(上席研究員)/齋藤 敬(コンサルティングフェロー)/伊藝 直哉(株式会社インテージリサーチ)/宮下 裕(株式会社インテージ)/山本 直人(株式会社インテージ)
発行日/NO. 2023年8月  23-J-028
研究プロジェクト ビッグデータを活用した新指標開発と経済分析:サービス産業を中心に
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概要

本稿では、スーパー、コンビニ、ホームセンター、ドラッグストアなど全国約6,000店舗の小売店販売(POS)データの食品、飲料品、感染予防品、生活用品等の344品目を対象とし、消費行動を通じてコロナ禍の3年間(2020-2022年)の生活を記録した。販売額の順位の変動を見ることで、品目別の販売増減、コロナ禍を象徴する品目を明らかにした。また品目別販売額の規模がジップ法則に従うことを確認した。さらに、コロナ前からの販売額の週次系列の特徴でクラスタリングを行い、その分類を基に購買パターンと季節性の変化を観察した。