調査目的
人々の幸福が達成感によって強く影響を受けている事実は、社会福祉政策に対して重要な意味をもっている。単なる所得再分配政策によって、貧困対策を行っても、人々の幸福感を高めることは難しいことを示していると共に、高い所得でも幸福感を得ていない場合が存在することが示唆される。
本調査では、人々の幸福感を決定している要因として達成感が重要であるとした場合に、達成感を得るための選択の自由度がどのように確保されているかを調べ、選択の自由度がどのような状況にある個人にとって、どのように幸福感形成に寄与するかを明らかにすることを目的とする。
調査概要
- 調査対象
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全国20歳以上70歳未満の男女
*平成28年国勢調査による、性別×年代×都道府県別の人口動態割付 - 調査手法
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調査会社が保有するアンケートモニターを対象とするインターネット調査
- 調査期間
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平成30年(2018年)2月8日〜13日
- 有効回答数
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20,005件
関連リンク
- 2020年2月 20-J-004
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