RIETI公開BBLウェビナー

IMF世界経済見通し

開催案内

国際通貨基金(IMF)の「世界経済見通し(WEO)」では、世界経済について、成長のペースは歴史的水準と比べて低く格差収斂の歩みも遅いものの、スタグフレーションや景気後退に関する警告に反して経済活動はこのところ底堅く推移しており、見通しのリスクは概ねバランスが取れているとしている。その上で、各国に求められる政策対応として、インフレのスムーズな着地のための適切な金融政策、財政バッファー再構築のための財政健全化、中期的な成長力強化のための構造改革、分断化や気候変動に対処するための多国間協力などを挙げている。本セミナーでは、IMFアジア太平洋地域事務所長の吉田昭彦氏を迎え、最新のWEOの報告内容に基づいて世界・アジア太平洋地域の経済見通しや政策課題について解説いただく。あわせて、産業政策に関する最近のIMFでの議論についても付言いただく。

イベント概要

  • 日時:2024年5月16日(木) 12:15-13:15
  • 開催方法:オンライン開催(Live 配信)
  • 開催言語:日本語
  • 参加費:無料
  • 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)
  • お問い合わせ:コンファレンス担当 上野
    ※「メーラで送信」が起動しない場合は、お手数ですがフォームの文字列をコピーして@でつなげてください。

参加申し込み
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講演者・略歴(敬称略)

スピーカー:
  • 吉田 昭彦(国際通貨基金(IMF)アジア太平洋地域事務所長)
    2022年12月1日にIMFアジア太平洋地域事務所(OAP)所長に就任。日本政府で長年にわたる卓越したキャリアを持ち、副財務官、国際局審議官(いずれも財務省)、金融庁国際担当参事官などの要職を歴任した。財務省在任中に為替市場課長、国際機構課長、開発政策課長、地域協力課長などを務め、G7、G20、ASEAN+3との関係を取り仕切った経験を通じ、アジア太平洋地域内外に幅広い人的ネットワークを築いている。国際経済政策の諸課題につき幅広い経験を有し、様々な職責において国際会議での日本代表を務めた。
    これらに先立つ2009年から2013年にかけて、IMFワシントン本部のアジア太平洋局(APD)に局長補佐として在籍。太平洋諸国へのIMF代表団長を務めたほか、アジア太平洋地域の能力構築戦略の策定に従事。現在はIMFタイ能力開発オフィス(CDOT)と呼ばれている、在バンコクのIMF技術支援オフィス立ち上げ(2012年)にも中心的な役割を果たした。
    東京都出身。東京大学法学部卒業、米プリンストン大学にて公共経営修士号(MPA)を取得。
コメンテータ:
  • 中島 厚志(RIETIコンサルティングフェロー / 新潟県立大学北東アジア研究所長 兼 国際経済学部教授)
モデレータ:
  • 相田 政志(経済産業省通商政策局企画調査室長)