RIETI公開BBLウェビナー

職業スキルと男女不平等、及び職場と労働市場での男女の不平等に関する新規プロジェクトについて

開催案内

1986年に男女雇用機会均等法が施行されて40年近くが経つが、依然として日本では男女の賃金格差が大きい(女性の給与水準は男性の約75%)のはなぜなのか。
本講演では、職業における男女の「科学技術スキル」と「対人サービススキル」の違いによって賃金格差が再生されるメカニズムについて、2020年に日本の文化功労者にも選出された社会学の国際的な権威であるシカゴ大学ラルフ・ルイス記念特別社会学教授の山口一男RIETI客員研究員がRIETIでの最新研究に基づき解説する。また、2024年4月より新たに山口教授がプロジェクトリーダーとなって立ち上げるRIETI研究プロジェクト『労働市場における男女格差の原因と対策―人的資本、教育、企業人事、職業スキルの観点からの理論及び計量研究』のねらいも御紹介する。

イベント概要

  • 日時:2024年3月22日(金) 12:15-13:15
  • 開催方法:オンライン開催(Live 配信)
  • 開催言語:日本語
  • 参加費:無料
  • 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)
  • お問い合わせ:コンファレンス担当 馬場
    ※「メーラで送信」が起動しない場合は、お手数ですがフォームの文字列をコピーして@でつなげてください。

講演者・略歴(敬称略)

スピーカー:
  • 山口 一男(RIETI客員研究員 / シカゴ大学ラルフ・ルイス記念特別社会学教授)
    東京大学理学部卒業後、総理府勤務、シカゴ大学社会学博士号取得。コロンビア大学公共衛生大学院助教授、UCLA社会学部助教授・准教授等を経て1991年よりシカゴ大学社会学科教授、2008-2012年同学科長、2017-2020年グラハムスクール理事(兼任)。2003年よりRIETI客員研究員。グッゲンハイムフェロー、オランダ・ユトレヒト大学客員教授、慶應義塾大学商学部大学院客員教授などを兼任。以前にはNSF常任審査員、NIH常任審査員も務める。2003年に米国科学情報研究所(ISI)が社会科学一般の部で世界で最も引用された著者の一人に認定。2020年に文化功労者に選定。
    専門分野は社会統計学、合理的選択理論、社会的不平等、家族と就業。主な著作物:『働き方の男女不平等理論と実証分析』(日本経済新聞出版社、2017年)、『ワークライ フバランス 実証と政策提言』(日本経済新聞社、2009年)など。
モデレータ:
  • 相馬 知子(経済産業省 経済産業政策局 経済社会政策室 室長)