RIETI公開BBLウェビナー

経済安全保障に関する産業・技術基盤強化とは何か-コンピューティング技術の未来について-

開催案内

「半導体」や「AI」、「量子コンピュータ」といった先端技術が民間のビジネスだけでなく、経済安全保障での重要性が広く認識されつつある。年々、先進的なコンピューティング技術のおかげで、このような先端技術がサプライチェーンに必須の要素となり、様々な業界が、その先進的コンピューティング技術に依存するようになっている。しかしながら、これら一つ一つの技術を確保するのみならず、ソフトやハード、更には通信インフラを含むサプライチェーンの全体を「コンピューティング技術基盤」として総合的に整備することが、経済安全保障の確保には不可欠である。
米IBMのムケシュ・カーレ氏をお招きし、コンピューティングの将来について、カーレ氏の視点で、最新の知見をご解説いただく。

イベント概要

  • 日時:2023年12月13日(水) 12:15-13:15
  • 開催方法:オンライン開催(Live 配信)
  • 開催言語:英語
  • 参加費:無料
  • 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)

講演者・略歴(敬称略)

スピーカー:
  • ムケシュ・カーレ(General Manager, IBM Semiconductors and Vice President of Hybrid Cloud Research, IBM)
    ムケシュ・カーレ氏は1000人以上の研究者とエンジニアからなるグローバルチームを率い、ジェネレーティブ人工知能(AI)、ハイパフォーマンス・コンピューティング、ハイブリッド・マルチクラウドを介した配信など、次世代ワークロードのためのコンピューティングの未来を再定義している。彼の研究課題には、半導体プロセス技術、アクセラレーション・コンピューティングのためのチップ設計、システム・アーキテクチャ、ハイブリッド・クラウド・ソフトウェアが含まれる。キャリアを通じて、7nmや2nmチップ技術など、コンピューティングの画期的な進歩につながる共同研究提携を構築し、推進。2019年には、20年以上かけて構築された150億ドル以上の研究開発エコシステムであるアルバニー・ナノテク・コンプレックスにおいて、官民パートナーシップを通じてAIハードウェア技術の革新を推進する23億ドルのイニシアチブであるAIハードウェア・センターの設立を推進した。
モデレータ:
  • 西川 和見(経済産業省大臣官房参事官(経済安全保障担当))