RIETI 特別セミナー

Grow the Pie -パーパスと利益の二項対立を超えて、持続可能な経済を実現

開催案内

近年バズワードとなっている「パーパス」は、ビジネスの世界では「企業の社会的な存在意義」を意味する。政治家や一般市民だけでなく株主までも企業により広い社会貢献を求めるようになったことで、パーパスを経営方針の軸とする「パーパス経営」が次世代の経営モデルとして注目を集めている。一方で、投資家への利益還元こそ企業の責任であるとする声も多い。
本セミナーでは、ロンドン・ビジネススクールのアレックス・エドマンズ教授が、著書「Grow the Pie-パーパスと利益の二項対立を超えて、持続可能な経済を実現」(2020年フィナンシャル・タイムズ・ブック・オブ・ザ・イヤーに選定され今年7月には日本語訳も出版)をひもときつつ、パーパス経営とは何か、企業がパーパスの追求と長期的な株主利益を両立させるにはどうすべきか等、パーパスを取り巻く問題について解説する。

イベント概要

  • 日時:2023年9月14日(木) 16:00-17:00
  • 開催方法:オンライン開催(Live 配信)
  • 開催言語:英語
  • 参加費:無料
  • 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)

講演者・略歴(敬称略)

スピーカー:
  • アレックス・エドマンズ(ロンドン・ビジネススクール ファイナンス担当教授)
    フルブライト奨学生としてマサチューセッツ工科大学で博士号を取得。モルガン・スタンレー投資銀行員、ペンシルベニア大学ウォートンスクール教授(テニュア取得)を経て、現在ロンドン・ビジネススクールのファイナンス担当教授。ダボスの世界経済フォーラム登壇や英国議会での証言に加え、TEDトーク(「What to Trust in a Post-Truth World」)やTEDxトーク(「The Pie-Growing Mindset」、「The Social Responsibility of Business」)にも出演し、その合計視聴回数は270万回に上る。インベスター・フォーラムの社外取締役、ロイヤルロンドン・アセット・マネジメントの責任投資諮問委員会委員も務める。著書「Grow the Pie-パーパスと利益の二項対立を超えて、持続可能な経済を実現」が2020年フィナンシャル・タイムズ・ブック・オブ・ザ・イヤーに選定。「Principles of Corporate Finance」共著者(ブリーリー、マイヤーズ、アレンとの共著)。ウォートンスクールとロンドン・ビジネススクールにおいて計25のティーチングアワードを受賞、2021年にはPoets & Quants誌のプロフェッサー・オブ・ザ・イヤーに選出されるなど、幅広く活躍。
コメンテータ:
  • 池田 陽子(RIETIコンサルティングフェロー / 内閣官房新しい資本主義実現本部事務局 企画官(スタートアップ担当))
モデレータ:
  • 宮島 英昭(RIETIファカルティフェロー / 早稲田大学常任理事(財務担当)・商学学術院教授 / 早稲田大学高等研究所顧問)