RIETI公開BBLウェビナー:DXシリーズ(経済産業省デジタル高度化推進室(DX推進室)連携企画)

生成AIのもたらす社会インパクトと取るべき戦略

開催案内

生成AIの登場は、われわれが想像する以上の産業構造の変革をもたらし、ホワイトカラーを中心に人々の働き方も大きく変化させるだろう。本講演では、大阪大学先導的学際研究機構の栄藤稔教授から、生成AIの背景技術とコスト構造を解説頂き、開発パラダイムが大規模データと大計算資源に依拠するのかしないのか、日本企業に生成AIについてどのようなイノベーション創出機会があるのかを議論する。また、多言語知識検索、システム開発、対話応答だけでなく、ロボティクスなどの異分野への応用や、言語資源の権利処理、知識を自動獲得するAIへの対応、自動化時代のELSI課題(倫理的・法的・社会的課題)等の新たな課題、さらにはデジタル人材教育、スタートアップ育成についても議論を深掘りし、産業と社会が直面する生成AIによる変革への対処を考察する。

イベント概要

  • 日時:2023年7月31日(月) 12:15-13:15
  • 開催方法:オンライン開催(Live 配信)
  • 開催言語:日本語
  • 参加費:無料
  • 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)

講演者・略歴(敬称略)

スピーカー:
  • 栄藤 稔(大阪大学 先導的学際研究機構 教授)
    パナソニックにて画像符号化標準化に従事した後、2000年にNTTドコモに転じ、3G以降のモバイルマルチメディア技術開発とデータマイニングを立ち上げる。MP-4ファイルフォーマットの生みの親。米国にてDOCOMO Innovations、DOCOMO Capital 社長を経て、2016年7月までNTTドコモベンチャーズの社長を兼務し投資業務に従事。2017年にNTTドコモの役員を退任し大阪大学 先導的学際研究機構 教授に就任。2014年10月に機械翻訳の新規事業である株式会社みらい翻訳を創業し、代表取締役社長を兼務(2020年6月まで)。
    現在は大阪大学先導的学際研究機構教授、科学技術振興機構 CREST人工知能領域研究総括、順天堂大学医学研究科客員教授。日本企業のデジタル変革を支援するコンサルティングと人材育成に興味を持つ。
コメンテータ:
  • 山名 早人(早稲田大学 情報理工学科 教授(早稲田大学 理事))
モデレータ:
  • 木戸 冬子(RIETIコンサルティングフェロー / 情報・システム研究機構 特任助教 / 国立情報学研究所 客員研究員)