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2009年度政策研究領域(隣接基礎研究領域)

C. パネル・ミクロデータの整備と活用

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(2010年4月16日現在)

マイクロパネルデータの充実と、貿易、技術、年金、エネルギー、環境の分野におけるモデル操作の向上と研究に必要なインフラ基盤の強化を目指す。

1. RIETIデータ整備プロジェクト

活動期間:2008年7月14日〜2011年3月31日

プロジェクトリーダー

冨田 秀昭研究コーディネーター

アドバイザー

尾崎 雅彦上席研究員

プロジェクト概要

RIETIが所有するデータには、通常研究機関がデフォルトとして所蔵している比較的低コストで入手可能なデータに加えて、各プロジェクトが研究遂行のために購入した大規模データやプロジェクトの成果物として形成されたデータ(アンケート調査の結果も含む)がある。本プロジェクトの目的は、これらのデータセットに対し、利用者がより効率的にデータが使用可能となるためのインフラ整備を行うことである。加えて、研究者のみでなく社会的にも新たな知見を与え得るデータ(アンケート調査の結果など)の公表可能性やその手段も視野に入れ、所内での活発な議論の場となることも目的としている。

さらにRIETIには経済産業省が所有する個票データのハンドリングについての知識がすでに集積しており、研究者が個票を入手して速やかに分析に移行できるように、各統計データのマッチング等のコンバータ作りにも取り組んでいる。これらのデータ整備を行うことで、新統計法の施行後の対応や、当研究所の存在価値や独自性を高めることが可能であると考える。

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2. 次世代エネルギー統計及び需給動向分析システムの研究開発

活動期間:2009年5月19日〜

プロジェクトリーダー

戒能 一成研究員

プロジェクト概要

国のエネルギー環境政策上の公式統計としては、現在当研究所が開発した「総合エネルギー統計(2005年度版)」および「都道府県別エネルギー消費統計(2006年度版)」が使用されている。近年、第三次産業部門についてのエネルギー消費統計や運輸部門での自動車燃料消費統計など、政府において新たな統計調査が開始され推計方法を一層改善する有力な材料が整備されつつある状況にある。このため、エネルギー環境政策上の節目である京都議定書上の第1約束期間が終了する2012年の採択を目ざして、次世代の総合エネルギー統計および需給分析システムの開発を実施する。

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