EBPM(エビデンスに基づく政策形成)入門:第4話 設計は分析に勝る(効果検証についての補足情報)

執筆者 関沢 洋一(上席研究員)
発行日/NO. 2026年5月  26-P-011
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概要

  • 効果検証を理解する上で注意すべきこととして、①統計学上の概念で効果検証では頻繁に登場する「有意差」は万能ではない、②一度示された効果が再現されない場合がある、③効果があるかどうかが個体(人、企業等)によって異なる場合がある。
  • 効果検証手法として操作変数法と傾向スコアマッチングがしばしば使われるが、分析結果を信用していいかどうかわからない場合があり、政策現場にいる人たちは慎重さを持ってこれらの手法に接することが望ましい。
  • 効果検証を行うためには政策介入の設計段階からの準備が重要で、設計は分析に勝る。先行的に介入を受ける群とその間は待っている群を作る、単純に希望者全員を施策の対象とする制度設計は避けるなど、政策の設計に携わる人々が留意することが望まれるポイントがある。