EBPM(エビデンスに基づく政策形成)入門:第3話 回帰不連続デザインと差の差分析

執筆者 関沢 洋一(上席研究員)
発行日/NO. 2026年5月  26-P-010
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概要

  • 実験を伴うことなく政策介入の効果を検証するための主な方法として、回帰不連続デザイン(RDD)、差の差分析(DID)がある。
  • RDDは、何らかの指標(ランニング変数)が特定の数値(カットオフ)を上回る時にのみ介入が行われる場合(誕生日によるワクチン接種の決定、企業を対象とする補助金の採択、メタボ健診の保健指導など)に、カットオフの周辺にいる介入の対象者と非対象者を比較することでランダム化比較試験(RCT)に近い効果検証を行う。
  • DIDは、介入が全体の一部でのみ特定時点から開始される場合(一部の都道府県のみで介入が行われるなど)において、介入前後のアウトカム変数の変化が、対照群(介入を受けなかったグループ)と比べて介入群において異なったものとなっているかどうかを検証する。